乃木坂にある「桂由美ブライダルハウス東京本店」のディスプレイ。 現在展示中のディスプレイを担当したJPFA認定教室バンブーサラの湯澤先生からご報 告をいただきましたのでご紹介したいと思います。 ******************************************************** 今年もクリスマス、お正月、バレンタインの3か月にわたる、華やかな時期のディス プレイを担当させていただきまして、 初秋から先方様との打ち合わせを重ねて参りました。 煌びやかなクリスマスの雰囲気からお正月らしい和風テイストへ、そしてさらに愛ら しいバレンタインバージョンへと、 2度のリメイクは、現場での素早い作業が求められており、 そのため3パターンともに通用する素材を探し、3パターンそれぞれをデザインする という、大変遣り甲斐のある役割でした。 今回は、私が一目惚れした天然の大枝を活用させていただきました。 ヴィヴィッドなピンクと墨色との斬新な組み合わせで、クリスマスは、オーナメント とともに、縦のラインを意識して作りました。 白いドレスの両脇に、濃い枝の色が映え、決して華奢ではない太い枝が、クリスマス というキリスト教の行事でありながらも、どこか東洋を感じさせるものになった気が 致します。 ) そしてお正月は、なんといっても、力強さを感じる和風素材のお衣装。 まさに、西洋の目を意識した日本人としての誇りを蘇らせてくれる、ジャパネスク バージョンでした。 ドレスの着せ方も、肩を出したり帯を頭に巻いたりと、躍動感あふれる力作。 そんな斬新な衣装の横には、思い切って花をはずし、潔く枝を真横に使い、水引はあ えて少量に。伸びやかな枝による植物の力強さを借り、極めてモダンなオブジェに仕 上げました。 ( たった10日間のジャパネスクバージョンを惜しみながら、 バレンタイン用には、枝を縦にもどし、お花を集合させて、リボンをお花とお花の間 に使い、女性的なイメージを目指しました。 (株)リボンワールド様のフランスリボンと、フロールエバー様のローズで、プリ ザーブドフラワーらしさを前面に出した、安心感あるオブジェになったと思います。 私はプリザーブドフラワーの色、艶、質感が大好きです。 桂由美ブライダルハウス様のような高級感、清潔感ある空間にて、その艶やかさを思 い切り表現できる場面に携わらせていただくことができ、そのことが本当に幸せに思 います。 このような機会をくださり、常に温かい目でお導きくださいました恩師の村田先生を はじめとする諸先生方には、 改めて心より感謝しております。 また、ブライダルハウスのデザインを総括されている先方の藤原様は、毎回、少しの 妥協も許すことなく、 私共にも高い質を求めてくださり、同時に適格かつ迅速なアドバイスもくださいまし て、 おかげで常時刺激的で、高揚感あふれる現場でした。 現場に足を運んでご覧くださった皆様にも大変感謝しております。 これからも、この経験を活かしたく、感動的なプリザーブドフラワーの姿を発信でき るよう、精進したいと思っております。 認定教室 バンブーサラ(Bamboo SALA) 湯澤 悦子